スポーツをやった事がある人なら、誰でもこう言われている事でしょう。。
「下半身から動け!下半身主導だと、野球で言えば、腰から動きなさい。。手打ちになってはいけないと。。
僕も、長い間、下半身主導が正しいのだと思い続けてきました。。
しかし、整体を習い、武術を習っていくうちに、どうも違うぞ。。
間違いじゃないか?
野球でいうと、上半身主導で手打ちで、下半身が使えていないのが素人。。
走り込みで下半身を鍛えていて、下半身主導で動けてる人は、上手な人だが、一流のバッターは、実は、どちらでもない。。
三冠王の落合さんは、バッティングは、手から動き出せ。。と言います。。
えっ、下半身からじゃなくて? 誰でもそう思うでしょう。。
今回、中日の、バッティングコーチに就任した、中村紀洋さんも、選手に、同じ様なことを教えています。。
落合さんの、現役時代のバッティングを見ると、なるほど言いたい事がわかります。。
落合さんは、肩甲骨を最初に指導させる事で、腰に力を伝えて、骨盤と肩甲骨を同時に動かす。。胴体ごと回すという感じです。。
難しいですねえ。。
まっ。。なんとなく聞いてください。。解らなくて普通です
プロのスポーツ選手でも解ってないんですから。。
昔の女性の着物。。そして、武士が腰紐を絞めて、刀を差している場合。。
胴体は硬く絞められていて、下半身と上半身を逆に捻る事ができません。
昔の日本人は、下半身と上半身を逆方向に捻る動きを使っていないのです。。
例えば、乳首の下から、骨盤まで、強くサラシを巻かれているとしましょう。。
捻れないという事は、上半身から動いても、捻りによって下半身に力を伝えられないし、下半身から動き出しても、捻りによって、上半身に力を伝えられないのです。。
胴体を捻れない時、人間はどう動くのか、どう動いていたのかです。。
僕が、正しい歩き方。。と言って指導しているのも、このように捻らない歩き方。。日本人がやってっ来た歩き方です。。
捻らずに歩くには、肩甲骨が動く、その力を骨盤に伝えることで、胴体が同時に動き始める。。
その時支点となる、中心となるのが臍です。。
車で例えてみましょう。。
車には、昭和に多かった後輪駆動。。
平成で増えた前輪駆動。。
そして、昔から雪道を走れる、四輪駆動という車がありました。。
私達は、進化論では四つ足だったわけで、前足も後ろ足も、同時に動かさないと、移動出来なかったはずです。。
お馬さんになって、四つ足で歩いてみるとよくわかるでしょう。。
この様に、誰かに乗ってもらうともっとわかる。。
背中に乗られては、腰を捻る事ができません。。
その時、人間の身体は、どうやって前に進もうとするのか?
では、お馬さんで前に進んでみたらわかる。。
どうですか?手から動き出すでしょう?
ちなみに脚から動き出すと、進めません。やってみて。。
肩甲骨が動き出し、その動きと連動して同時に骨盤が動き出す。。
一度動き出せば、四輪駆動車🚘の様に、脚と腕が、同時にバランス良く動くでしょ?
そして、脚も腕も、4本とも地面に着いている訳ですから、胴体を捻る事ができない。。
落合さんが言いたい事は、身体全体の力で打つには、お馬さんの様に身体を使えという事です。。
僕の歩き方のYouTubeも、お馬さんが立位になった時、どう歩く事になるか?
それを説明しているし、それが日本人の歩き方です。。
ギックリ腰の時でも、お馬さんでは歩ける訳です。。
何故なら四輪駆動が1番腹に力は入るのです。。
臍に力が集まるのです。。
なんば歩きとよく言われますが、日本人の古典的歩行術は、捻らず歩く事。。
それはお馬さん歩きがそのまま立ち上がった様な歩き方です。。
大きく手など振れる訳ないのです。
地面に触れていないだけで、手も脚と一緒に歩いているのです。
正しい歩き方が解らん人は、お馬さんで歩いてから立ち上がって歩くと、なんとなくわかるでしょう。。
また来店時一緒にやってみましょ!