盆踊りを見ると、自分も踊ってみたくなる。。。
踊っている人を美しく感じる。。
癒される。。日本人の古来の踊りとは、図の様に、着物で膝を柔らかく曲げて、草履が脱げない様に、すり足気味で歩く。。
これが日本人のDNAに組み込まれた、日本人が快感を感じる動きです。
骨盤が後屈気味の日本人が、骨盤を前傾させ、重心を前に移動させながら前に進む。。。この身体の使い方。。。これが今でも、盆踊りには残っています。
日本人は、欧米の人のように、膝を伸ばした状態でも腰が反り、お尻が上がり、前に移動できる仕組みではありません。。
後ろが高い靴を履くと👞、確かに膝を伸ばした状態では、前に出やすい気がする。。
それは、膝を伸ばして生活する欧米の人には向いている靴なのです。
では、靴を履いて日本人が、逆に盆踊りの様に膝を柔らかく曲げると。。。
さあ、後ろの高い靴は、むしろ前に出にくいのです。
盆踊りの時、靴だと動きにくい。。でも草履を履くと動きやすい。。
それは、膝を柔らかく曲げることで、股関節を外旋させ、骨盤を前傾させる動きで、重心を前に移動する。。
このDNAを、盆踊りで思い出すと、靴は、草履の様に出来るだけ平らで、鼻緒を掴む様な歩き方が歩きやすいのです。
日本人は、膝を軽く曲げると、足の小指、薬指に体重が乗り、小指、薬指に体重が乗ると、股関節が外旋し、骨盤が前傾する。。。
すると、小指、薬指に乗った重心が、横の親指に乗る事で、自動的に鼻緒を掴む様な脚の動きが生まれるのです。
つまり、日本人は、足を移動する時、鼻緒を掴んでいるのが正常であって、だから脱げない。。靴の時の様に、蹴って歩いていないのです。
さあ、現代人は股関節を動かすのが苦手です。。
それは言い換えれば、膝を柔らかく使う事が苦手なんです。。
今の子は、膝を柔らかく使えません。。
膝が棒立ちで、膝を伸展させて力を出そうとする。。
伸び上がるような動き。。これでは重心が浮いてしまうんです。
そうではなくて、動く時は、膝を抜く、、沈めて動き出す練習をしてみよう。。
それに一番簡単なのが、YouTubeで盆踊りを流しながら、膝を柔らかく曲げて、図の様に手を交互にあげてごらんなさい。。
腕と同時に、股関節や骨盤、胴体までも同時に、しかも軽やかに、可動域を大きく動ける事に気づけるでしょう。。
そして、今度は、膝を伸ばしたまま盆踊りをしてみてください。。。
さあ。。腕を上げても、骨盤や股関節が大きく動かず、ロックする感じ。。引っ掛かる感じがわかるでしょう?
最近の子供が歯並びが悪いとか、鼻がつまり易いのも、顎が動かないから。。
顎が動かないと言う事は、股関節が動かない事とイコールなんです。。
だから、歯並びが悪い。鼻が詰まる。。そういう子にこそ、盆踊り体操です。
膝を柔らかく使えて、股関節がよく動く様になれば、顎もよく動き、歪みが取れてきます。
大人がやっても良い。。
子供と一緒に、股関節盆踊り体操をしよう。。
下にYouTubeで炭坑節をアップしてみました。。
全部覚える必要なし。。気に入ったフレーズだけ覚えてやってみよう。。