心が風邪をひいたなら

川村整体ブログ 

痛がりさんの理由。。

整体に来るお客さんの中で、極端に痛がる人がいます。。

これは身体側から見れば理由があるのです。

子供がこそばいと、触ると、逃げようとするのも同様です。

 

人間の身体には、何重にも安全弁がついているのです。

身体の状態が悪い時、動物に例えると、例えば怪我している時、天敵に出会っても、いつもの様に逃げられない。。

そう認識した身体は、感覚を過敏にして、いつもより早く、天敵に気付ける様にするんです。

それが神経過敏という防御反応です。

 

体調が悪い時は、身体側から見れば、緊急事態なのです。

動物で言えば、こんな時は、天敵に気づかれずに済みたい。。。

つまり、巣穴の中で、不安に怯えながら、震えて緊張して隠れている状態です。

 

痛がりの人。。または、こそぶったがりの人の身体は、どうなっているのか?

 

緊張すると肩が上がる感じは皆わかりますよね?

その時、肩だけではなく、図の様に。。骨盤も上に持ち上がり、踵も持ち上がり爪先立ちになる、。地に足がつかないとは、まさにこの状態です。。

 

神経過敏と言う、危険を早く察知する状態にするには、脳に🧠エネルギーを極端に集めて、耳や鼻を敏感にする必要がある。。

小さな音に気づき、些細なニオイに気づく必要があるから。。

 

そんな時、身体は、骨盤、踵、肩、を上げ、更に前頭骨、目を吊り上げる。。

緊張した人は、冷静な人が半眼なのに比べて、目を大きく見開いているでしょう?

びっくり‼️🫢した時の顔を思い出すと良いでしょう。

 

しかし、エネルギーを脳の集めすぎると、エネルギーの通り道である、首が硬くなりすぎる。。

そんな時、頭痛、耳鳴り、めまい、火照りが出てきます。。

これも頭に集まりすぎたエネルギーを抜く為の防御反応です。

花粉症や鼻血が出るのも同様。。

 

そして、これらを持ち上げ、脳にエネルギーを🧠極端に回そうとする時、図で言うと、腰椎一番と言う腰椎が、上に持ち上がっています。

同時に、この時、鳩尾も固くなります。

身体が危険な状態にある時、この様に、身体は、腰椎一番を持ち上げ、それに伴い、踵、骨盤、肩、前頭骨を持ち上げ、エネルギーを脳に集め、神経過敏にして危険に早く気づこうとする。

そんな時、身体へのエネルギーは相対的に減る為、動きたくなくなるのです。

だるくなる。。

人の話し声がうるさく感じてイライラする。。

情緒不安定になる。

しかし、身体が怪我をしている時に、神経過敏になる事は良いのですが、慢性的にこの状態が続くと、腰椎一番が硬化フリーズして、上に上がったまま、下に下がらなくなる。。

こう言う人がいますね。。

もう、身体は危険な状態ではないはずなのに。。いつまでも痛みが取れない人。。

慢性的に悪い期間が長かった人は、そう言う傾向があり、そういう人は、神経過敏に慣れていますから。。痛い。。イコール。まだ治っていない。。と、クレームつけてくる人もいます。。

でもだいたいしばらくすると、腰椎一番に弾力が戻り、痛みに対する感覚も正常化してきます。

最近、医学の世界でも、もう治っているのに、痛みが取れない現象がある事を認め、それを、脳の🧠勘違いだ。。

なんて本も出ています。。

 

言いたい事はわかるんですが、身体は勘違いなんてしないんです。

長期間に渡り、身体が悪く、神経過敏状態だった体は、保守的であり、信心深いのです。

 

だから、治っても、しばらく痛みを残し、本当に痛みを解除しても良いのか?様子を見ているのです。

 

だから、昨日来た、常連さんの女性もそうです。。

長期間危険な身体状態にいた身体なんで、とても痛がりなんです。。

僕は言ったんです。

「もう、実は、そこまで痛がる程悪くないんです。。普通の人なら、これぐらいの施術で痛がる人はいません。。何故、そんなに痛いのか?と言えば、身体がまだ過敏にして守っているから。。例えるなら子供がすぐ泣く事で自分を守るのと同じです」

あー。。その子供の例えは、わかる気がします。

「だから、どこかのタイミングで、僕の施術が気持ちよく感じる様になり瞬間があります。。

その時、元気な神経が戻ったのです。」

皆さんの中でも、毎日何処か痛い。。と言う人。。

神経過敏になっています。

こんな時は、爪先立ちで肩を上げて、緊張状態を誇張しておいて、一気に脱力する。。

これをすると、肩が落ちて、エネルギーも下に落ちていき、痛みが減るのです。