身体が硬い事イコール悪い事ではないのです。
柔らかすぎる方が、バランスを崩している場合もあります。
お年寄りなどで、身体の力が抜けすぎて、やたら柔らかい人がいます。
これは、むしろ重症です。
身体が硬いのは、それ以上ゆがまないように、支えあい、引っ張りあっている健気な姿でもあるのです。
脳脊髄神経の働きが落ちていて、関節を絞める力が落ちている為、
周りの大きな筋肉で、コルセットの様に、引っ張り合っているのです。
この状態で、無理なストレッチや筋トレを始めるのは、逆効果。
まずは、ゆっくり、バランスをとりながら動く様な、体操から始めます。
または、ゆっくり土の上を歩きます。
関節に緩みは、脳脊髄神経の衰弱ですが、同時に、呼吸筋や、関節を保持し、姿勢を維持する筋肉も弱っています。
つまり無意識に動く筋肉が動かなくなっているのです。
意識的に動かせる、大きな力を出したり、瞬発力を作る、大きな筋肉は、関係ありません。
それを鍛えると、逆に、関節、または関節周りの保持筋肉 無意識筋が、動かなくなります。野球選手の、イチローも、その事に気づいた。。と、テレビで言っていました。
無意識筋を動けるようにする事。。それは意識的に動かせない筋肉を動かす事。
ゆっくり、バランス感覚を使う動き、体操。。例えば太極拳の様な。
草の生えた土の上を、ゆっくり歩く事も同じ効果があります。
土は凸凹してますから、無意識に体は、バランス感覚を使うのです。
それは無意識筋 呼吸筋を使う事になります。
山登りなどで、呼吸が深くなるのは、バランス感覚を使い、無意識呼吸筋が動き出すからです。
現代人に不足なのは、そちらであり、大きな筋肉を鍛える、筋トレは、必要ありません。また 無意識筋が動かない人が、いきなり、呼吸法で無理に呼吸を長くしようとしたりするのも、気持ち悪くなります。まずは、呼吸が入る身体を、整える事です。