ある女性の質問です。。
中年以降、いろんな所にお肉が付いてきます。。
お肉がつきやすい場所は、皆同じですよね!
顎の下、肩甲骨周り、二の腕、ウエスト、腰回り、お尻、太もも。。など。。
お肉がつきやすい所とは、元。呼吸筋です。。
呼吸筋とは、呼吸と連動して動く、無意識筋肉です。。
意識的に動かす事ができる筋肉は、随意筋と言って、呼吸とバラバラで動かせる筋肉です。
頭が極度に緊張して、意識過剰になった時、イップス病。。と言われる様に、変な動きが出てきてしまいますが、あれは意識で動かす随意筋が、緊張しすぎて勝手に動いてしまうものです。
無心で動く呼吸筋は、歩いている時、よそ事考えながらでも転ばず歩ける。。これは無意識筋肉。。呼吸筋肉が、勝手に動いているからです。
バランス感覚を中心とした動きは。ほぼ無心です。自転車🚴♀️に手放しで乗れるのも、バランス筋肉。無心筋である呼吸筋が動いているからです。
私達が身体を動かす時、ほとんどはバランスを取るために動いている呼吸筋が動いているのです。
意識的に動かせる筋肉は、実はほんの一部です。
私達は、筋肉は意識的に動かせると、勘違いして筋トレするのです。
しかし、筋肉を意識的に動かそうと、努力すればするほど、無心に動く呼吸筋が動かなくなるんです。。
筋トレ好きの人の動きは、ギクシャク直線的です。美しくないのです。
呼吸筋は自由自在に動きます。。だから呼吸筋で動ける人は美しいのです。
僕の動画を見て、お客さんが、先生の動きは綺麗だ。。と言ってくれますが、これも呼吸筋で動けているからです。。
僕が筋トレ好きな整体師なら、動きが綺麗だとは言われないのです。
インナーマッスルというと、皆さんは、体の中心にある、太くて強い筋肉だと勘違いして、インナーマッスル筋トレが流行っていますが、僕のいうインナーマッスルとは、呼吸と一緒に動く呼吸筋であり、しなやかで、呼吸で動ける筋肉であると同時に、呼吸を助ける筋肉です。
しなやかな強さなんです。柳の木の様にね!
例えば横隔膜を鍛える人がいるでしょうか?
横隔膜を鍛えたら、呼吸しづらくなるでしょう?
呼吸は伸縮自由自在だからこその呼吸筋です。。
だからインナーマッスルは鍛えるのではなくて、使える様にする事が大事なんです。
使えてないんですから。。
さあ。。お肉がついてしまう場所。。
それは本来、呼吸筋で、呼吸と共に自由自在に伸縮していた場所が、動かなくなった。。
それは、姿勢が悪くなった事が原因です。。
心の姿勢もあります。
姿勢が悪くなる一番の理由は、内股の力が抜けたことです。。何故内股の力抜けたかというと、内股を使う日常が、ポツンと一件家の爺さん婆ちゃんの様に、ないからです。
そして使われなくなった呼吸筋は、暫く乗らないオートバイ🏍に保護シートをかける様に、お肉をつけて守り始めるのです。
これを減らしたいなら、呼吸筋を復活させる事です。。
実際、当院では整体を受けていくと、お肉が減っていくでしょう?
呼吸筋が再び動き出したからです。。
その動きをまた止めない様に、毎日、坂道をウオーキングしてくださいというのです。
坂道を歩く時、または駆け足すると、内股という呼吸筋代表が必ず動くからです。