身体が弱ってくると、(先生鍛えればいいですか?)
ほぼ100%の人が、そう言いますね。。
若い頃に、身体をいじめて、鍛えて、身体が強くなった経験があるからでしょう。。
しかし、そんなに鍛えたはずの筋肉は、何処に行っちゃいましたか?
また、そういう意識的に鍛えた強さは、例えば、私は学生時代空手をやっていました。
心も、身体も強い。。と思っていました。
大会が近づき、ストレスが溜まると、下痢になり、身体の力も抜け、心も弱気になりました。その経験から、意識的に鍛えた心、身体は、下痢で、一瞬にして失う強さなんだ。そんなものを追求してどうするんだ。。と思いました。
意識的に鍛えられた強さとは、それを辞めた途端に、元に戻ってしまう。。
無理なダイエットも同様。。
意識的に頑張る行為とは、実は不自然な行為です。。不自然とは当然、自然でないという事。宇宙の法則は、自然の摂理に反してやった事は、元に戻すし、無理が疲労として残り、身体を歪ませ、プロ野球選手によくもられる様に、引退後は、一般人よりも、太ったり、ガニ股になったりする。。昨日も柔道の番組を見ていて、解説の吉田秀彦さんが、ものすごく太っていて、若い頃、意識的に鍛えすぐると、反動が出るなあ!
と、思いました。
本当の強さとは、鍛えた事により、得られるものではないのです。
鍛えた強さは一時的なもの 永久に在り続ける強さ。。不動心とは、強さを得ようとする事の、逆のベクトルです。。自分の弱さを認め、受け入れる事によって、本当の強さが顔を出す。古武術の世界でも言われる事です。(本当の強さを知りたければ、一度思いっきり弱くなれ。。)と。。これは鍛えた強さを一度捨てろ。。という事です。
でないと、本当の強さは分からないのです。
当院にくるお客さんには、(40歳を超えたら、鍛える事は、疲労となります。。鍛える信仰を辞めて、整えるという発想に変えてください。。鍛える事は、何十年も続けられない。。整える事なら、毎日できる。。無理なくできる。。)
転ばないバランス感覚と、転ばないのに必要な筋肉があればいい。。
鍛えて付く筋肉は、バランス感覚とあまり関係ない。。見た目は大きくなるが、片足で立てない。。バランス感覚と、それに必要な弾力ある筋肉が育っていない。。
片足で立って、何秒間かグラグラしない身体があれば、充分元気です。
試しに、片足で立って見てください。。スポーツをやってる人が、意外とできません。
鍛えるのが好きな人、楽しい人は、やればいいです。健康の為に、やりたくないけど、頑張る。。は、やめた方がいい。。それより、バランス感覚を養う、体操を、毎日決めてやった方がいいです。
続けられる事をやっていきましょう。